どうだぁ~、みたかっ

ヤクルト3連戦は2勝1敗。今のヤクルト相手に勝ち越せたのなら、まあ良しですか。

表ローテなので、できれば3つ取れれば良かったけど、やっぱり小川投手には勝てないなぁ、巨人。

それにしても、2戦目の山口俊投手。完璧でした。前日の菅野投手のピッチングに対して、「さすが」と書いたけど、この2試合だけで言ったら、比べものにならないぐらい圧倒的でした。

「どうだぁ~、みたかっ、ヤクルト打線。オレが山口メンバー、いやいや山口俊だ。」と言っているかのようなピッチングでした。山口投手の中では、密かに「どうだぁ~、みたかっ、菅野」とも言っているかのようでした。配球も見事。先日、菅野投手の「球数が多い」ことに触れたけど、この日の山口投手は、初球・2球目と、甘めのコースで簡単にカウントを整えて、徐々に厳しいコースへ投げ、カットすることすら許さないピッチングでした。ピッチャー相手の時は、3球以内で当然のように仕留めていました。それでも120球以上を要しての完投。これはヤクルト打線を褒めるしかありません。菅野投手としては、かなり刺激を受けたでしょう。次回の当番(広島戦?)でどういうピッチングをしてくれるか楽しみですね。

3戦目は今村投手。やっぱり彼もぐっと成長しましたね。内容は十分に先発ローテを任せられそうです。交代になったあの場面も、2・3点勝っていたら続投させてたんじゃないでしょうか。ただ、勝ちにいっての継投で、結果的には沢村投手が打たれてしまったたけど、飽くまで結果論であって、「継投ミス」とは言えないでしょう。やっぱりヤクルト打線が強いんです。

ただ、2つ先勝していることと、あの日の今村投手の内容、そしてこれからの今村投手の成長なども考えると、あそこは少なくとも点が入るまでは続投させてあげてほしかったなあ。

さて、心配なのは坂本選手。今日のとあるスポーツ紙の、自分の好きなコラムでも少し書いてたけど、最近何でも「コンディション不良」としか公表してくれないよなぁ、巨人。具体的に書いても相手が得するようなことはないと思うけど。なんかもやもやするんだよな。ファンあってのプロスポーツなんだから、やっぱり怪我の内容やいきなり欠場の理由なんかはある程度説明して、観戦に来たファンには、それならしょうがないと納得させたり、心配するファンには安心もしくはある程度の覚悟をさせる必要もあるんじゃないでしょうか。

ちょうの~ まぎ~ さかもと~

と、叫びたくなる試合でした。いい試合でした。しびれました。

まず、菅野投手。ほとんど打席に立ったことないような投手相手でも5・6球要するなど、数日前に書いたように、らしいと言えばらしい球数の多さ。でも、好調・強力ヤクルト打線相手に粘りのピッチング。結果的に6回2失点なんだから、立派です。さすがです。特に初回のあの大ピンチ、良く無失点で切り抜けました。その直後に、早々に先制点を取れたのも非常に良かった。

そして、なんか予感してました。マシソンあたりがやられるんじゃないかと。ランナー二人で代打畠山選手。なおさらそんな予感がしたのですが、ドンピシャでしたね。まあ、それでゲームが一気に面白くなって、最終的に勝てたのだから、良しとするか。しかし、あのシーン、これでまたカミネロがやられて、菅野投手の勝ちが無くなるのか~と、一瞬覚悟しましたが。

ああいう競った試合、よくいうようにミスした方が負け。昨日に関して言うと、ヤクルト投手陣。初回・8回とチームが勢いに乗りかかっている時に、先頭打者へストレートの四球。両方得点につながっているんだから勝てないでしょう。初回は、坂本選手。四球じゃなくても同じような展開になっていた可能性も高いわけですが、8回、魔法の溶けた小林選手へのストレートの四球はないでしょう。あれで勝負ありかな、と思いましたが、個人的には、ここからの両首脳陣の采配が正直理解できませんでした。

まず巨人。このあと不安定なカミ様をマウンドに送るんだから、是が非でも1点という場面。1塁ランナーは足の遅い小林選手をそのままに、代打重信選手にバントって、おいっ!! 代走重信で代打中井でバント(、もしくは代打大城か宇佐美で重信に走らせた後、勝負)でしょ。結果的に重信選手が何とかバント成功させて、ワンアウト2塁で坂本選手の場面を作れたので結果往来だけど。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」を実践するなら、重信盗塁、大城(or宇佐美)勝負の方が見る方も面白いけどなあ。

そんな巨人に対し、さらにやらかしてくれましたヤクルトベンチ。ワンアウト2塁、バッター坂本選手。ヤクルトベンチからしたら、1点もやれない場面で、まさかの勝負を選択。目下セリーグリーディングヒッター得点圏打率4割越え。さらに終盤のこんな緊張する場面になればなるほど勝負強さを発揮するという(実際に7回以降になるほど打率が高い)坂本選手。1塁空いてるのに。次は、陽に吉川大機。普通なら敬遠して、後ろの二人勝負でしょう。これこそ、勝つためには順守すべきセオリー・定石だと思ったが。

勝負となった時点で、最低でも、センター右寄りへのヒット(すなわち、小林選手の足でも十分生還可能)を打つ、ソフトバンク戦のようなことも十分あるだろうとみていたら、後者でした。最高の結果でしたね。

交流戦の勢いを見て、もしかしたら今年広島を食うのはヤクルト? なんて少し思ってましたが、それはないなと分からせてくれる一幕でした。どんなに選手が有能でも、采配が無茶苦茶では優勝はできません。ヤクルトも巨人と同じく、なんで選手個々がこれだけの成績収めているのに…、って今年はなりそうですね。来年、宮本さんが監督なったら強くなるのかなぁ。

セオリーその2 2番打者はつなぎ

今日からようやくペナント再開。4日間も巨人戦が無いと、なんか寂しいです。

ヤクルトとの3連戦。先発ローテを組み替え、菅野-山口-今村になるとのこと。

いいんじゃないでしょうか。それぞれの3連戦の頭にいい投手を、なんて理由で、菅野投手を金曜日、山口投手を火曜日にしていたけど、個人的には、いい投手から出して、いい投手を1試合でも多く投げさせる。それが確実に勝率アップにつながる、と考える。それぞれの3連戦での勝ち越しの数を争っているのではなく、143試合トータルでの勝ち数・勝率を争っているのだから、一つでも多く勝てるように投手を回すのが本来は定石じゃないかな。そのうえで、投球数や相手チーム、相性などを考えて、間隔を詰めたりちょっとずらしたり、そういう理由で、いい投手が順番にならず、バラける分にはいいと思うけど。

少し脱線したけど、タイトルの2番打者に関する話。自分も幼いころから、固定概念として、そういうもんだと思っていました。巨人では、川相昌弘現2軍監督なんかが、そういう2番としてイメージがぴったり一致する。でも、最近になり、これを覆す起用、すなわち「2番最強打者」説がみられるようになった。MLBで、現役最強の打者の一人、エンゼルスのトラウト選手も基本2番。NPBだと昨年の楽天ペゲーロ選手。そして、巨人でもマギー選手が2番に入り、一時は破竹の勢いを見せた。最終成績でも、マギー選手は昨季、チーム内での3冠王と、大車輪の活躍。そんな中軸の選手が2番を担った。これに対し、原前監督は、苦肉の策がハマったということで一定の評価をしながらも、「正常ではない」という表現をしていた。すなわち、2番は器用でつなぎの打者であるべきというのが、やはり原前監督の意見なのだろう。

これまでの(少なくとも日本の野球の)固定概念を覆す起用方法であるが、個人的な意見としては、実はこちらの方が確かにチームが勝つ確率は上がる気がする。

ちなみに「2番打者つなぎ」説の論理はこうだ。1番打者が塁に出る、2番が送る。それを3・4・5で返す(だからクリーンアップというのだが、これも日本の言葉か)。この説を自分も信じてきたけど…。

でも実際、1番が出る確率は? 出塁率の高い選手でも4割台。すなわち、2回に1回以下ということになる。それに単打で出た場合、それを確実に送ったとして、点が入る確率は? 昨日も書いたように、ワンアウト2塁を作っても、必ず1本ヒットが出ないことにはなかなか点が入らない。それであれば、2番にも出塁率の高い選手を置いて、ランナーが居る状態で3・4番に回せる機会を増やすことの方が得点につながるのではないかと考える。さらに、2番に長打が打てる選手となると、やはりピッチャーは嫌だろう。自分も少年野球ながら、投手の経験があるが、はるかに後者の方がやりづらい。今の巨人に当てはめると、(既に下位に降格したが)吉川尚輝選手は2番適正ではないということ。あまりに出塁率が悪すぎる。ちなみに言うと、運動神経抜群で、とっても器用そうに見えるけど、バントはいまいち。あまり粘って球数を投げさせることもできず、結構すぐに三振する。すなわち従来の2番打者イメージでも当てはまるのは足が速いことぐらい。結構過大評価している、あるいは勘違いしている解説者が多いけど。まだ、田中俊太選手の方が、確実性や粘りがあって(従来の)2番タイプではあるかなぁ。じゃあ、今の巨人で2番はというと…。坂本選手が2人いてくれたらいいんだけど…。まあ、いずれにしても、やっぱり早い回(特に初回)に点を取れる確率が高いオーダーってことになると、5番6番にいい打者を置いて、2番に微妙な打者を置くぐらいなら、いっそのこと1番からいい打者を順に並べるぐらいの方がいいんじゃないかと思う。

というわけで、現状の巨人で、自分が勝手に考えるベストオーダー2つを挙げてみる。

その1 1番 坂本(不動です)2番 亀井(打率3割越え バント、エンドランなど器用に何でもできる。そして何より得点圏打率高さ。2番or3番が最適と考える)3番 岡本(今年の成績なら文句なしでしょ)4番 阿部(だいぶ、らしい打撃がみられるようになってきたし)5番 和田(これは期待値でのオーダー)6番 陽(or 長野)7番 田中俊(or吉川尚輝 個人的には大幾でもあり)8番 小林(もしくは7番大城か宇佐美、8番 田中や吉川) 9番 投手

その2 1番 坂本 2番 マギー(セカンド)3番 亀井 4番 岡本(サード) 5番 阿部(ファースト)6番 和田 7番 陽(or長野)8番 捕手 9番 投手

その2は、足と守備力が少し劣ってしまうようには見えるが、相手投手からしたら脅威でしょう。得点力も格段にアップしそう。序盤はこれでいって、広範にマギーや阿部を下げて守備固め、代走で点を取りに行くなどしてみては。個人的に一番見たいオーダーでもあります。実際に今の巨人打線が、一番機能しそうな気もします。ちなみに、マギーの守備ですが、今年は少し、ミスも目立ってしまってますが、昨年を見る限り、そんなに下手ではない。守備範囲は広くないかもしれないけど、ボールのハンドリングなどは上手でした。昨年まで居た、村田選手と似るかな。

あと岡本選手ですが、今年は打撃ばかりがクローズアップされていますが、昨年までの印象からすると、守備力も格段にアップしています。淡々とこなしているようで、サードもファーストも無難でミスがほとんどない。ポジションは違いますが、正直、吉川尚輝選手より確実性がありますね。そして、今年マギー選手がスタメンの場合、マギーがサード、岡本がファーストになっていますが、どうせならこれも逆にした方が、チームとしての守備力は高いでしょうね。それぐらい岡本選手は、守備も今年は安定しています。いずれにしても、その2のようなオーダー、試してみてくれんかなあ。 

セオリーその1 ツーナッシングから外のボール球

明日からペナントレースが再開。楽しみではあるが、相手は勢いのあるヤクルト。

初戦は菅野投手が先発。4月の今季初対戦ではボコられているので、是非ともリベンジを。

さて、その菅野投手であるが、昨日、実は結構球数が多い、ってなことを書きました。

その一つの原因がタイトルにある、日本のプロ野球でのいわゆるセオリー。2球でツーナッシングに追い込んだら、3球目は外のボール球を1球投げるというもの。大リーグでは、こんなセオリー、当然ありません。日本でも、このセオリーを常に守るキャッチャーは少なくなってきているように感じるが、巨人は小林捕手も含め、代々このセオリーに忠実な気がする。解説者は、目線を外にずらすだの言っているけど、それで打ち取れる確率が増えるなんていうエビデンスは聞いたことないし、根拠もない。個人的には、完全に無駄球だと思う。しかも、多くのバッターは、その球を平然と見送っている。そして、少し落ち着きを取り戻したりしているように見えることもしばしば。なぜなら、菅野投手含め、巨人の投手のツーナッシングに追い込んでからの多いパターンは、1球外に外した後、その次はベース板の上で落とすボール球。本来はこれで空振りを狙うのだろうが、結構これも平然と見送られる。結果、ツーツーになって、ボール球が投げづらくなって、そこからファールで粘られる。それが球数が多くなる一つの要因。どうせなら、ベース板の上で落とす勝負球を3球目に持ってきた方が、心に余裕がない相手が手を出す確率は高いと思う。菅野投手の場合、勝っている場面でない限り、打率2割台前半の下位打線のバッターに対してもこのセオリーを忠実にするから球数が多くなる。さらに、バッターからしたら、簡単に追い込まれても、5球目からが勝負と思えるから、むしろ心の余裕ができている。見ていてそんな風に感じるのだが、実際のところはどうなんだろう。

そして、このセオリーに真っ向から抵抗していた(ように見えていた)のがマイコラス投手。マイコラス投手は無駄球を徹底的に嫌っていて、ツーナッシングからでもどんどん勝負に行っていたように感じる。それでも甘くいかなければ打たれることはないということを実証している。仮に、ツーナッシングから、小林捕手が外に構えても、アウトローギリギリに目いっぱい投げて、3球目での見逃し三振・空振り三振もよくとっていた記憶がある。もしかしたら、このセオリーのルーツは、そんなところなのかもしれない。すなわち、ツーナッシングから、アウトローいっぱいに投げ、仮にバッターが手が出ず、ボールと判定されても、次に内角に真っすぐを投げられると手が出ない。そういう攻め方から、いつの間にか、外に1球外すなんて言う、誤ったセオリーが出来上がったのかも。バッターにとって、最初から外のボール球が来ると分かっていて、案の定なら、目線を外にずらすなんて効果も何もないと思うが。NPBより歴史も年間の試合数もはるかに多いMLBでそんなセオリーが無いのだから、まあ、無駄なんでしょう。

野投手の球数が増える理由がもう一つ。お互いに点の入っていない序盤、慎重に行きすぎ。どの打者に対しても、常に四隅を狙っているから、ボール球が多い。ファールが多い。コントロールはやっぱりいいんでしょう、結果的に四球を出すことは少ないのだが。

頻度は少ないが、早々にチームが先制してくれた時は、大胆にテンポよくすいすいと投げている。そんな時は確かに球数も少ない。普段からそんな投球でいいのに。そうすれば、野手も動きやすくなって、援護も増えるだろうになぁ。いつもピリピリしているから、野手ものびのびプレーできていないように映っている。

さて、明日はどんな投球をしてくれるのか。

交流戦終了

交流戦最後のロッテとの3連戦。はっきり言って3連勝できる展開でした。

初戦は菅野投手。内容はさすがとしか言いようのないピッチング。ただ、本人も言っていた通り、無駄球が多いことが、球数増になっていた。これはいつか具体的に書くことになると思うが、菅野投手は以前からそういう傾向がある。何故か、多くの解説者やスポーツ新聞では、「菅野と言えば球数が少ない」と言っていますが…。最近だと、桑田さんが、菅野投手の球数の多さに言及していましたね。

さて、2・3戦目は完全に、生え抜き左腕を見殺しにした試合でした。ようやくらしさが出たかに思える田口投手に、まだ首脳陣の信頼が薄く、登板数も少なく長い回も任せてもらえないものの、2軍の成績も含め、今年菅野投手以上の安定感ではないでしょうかの内海投手。同世代の巨人ファンとしては、特に思い入れの強い選手の一人。まだまだ魅せてほしいです。

まず、2戦目を振り返って。予告先発の時点で、今期まだ2勝、防御率5点台の田口投手と、既に7勝・防御率2点台のボルシンガー投手。しかも交流戦12球団一のチーム打率2割8分を誇るロッテ打線。

巨人は、投手陣が踏ん張るのはもちろん、打線としては、大量点は望めないものの、1点ずつでも、チャンスを確実にものにして得点を重ねるしか勝機はないということは戦前から明らかな試合。

初回、ラッキーなヒットに相手のミスでノーアウト1・2塁の、まさに「もらったチャンス」。是が非でも先制点を取らないといけない場面で、陽にまさかの無策の強攻。案の定、走者を進めることもできず、この回無得点。一方、裏の攻撃で、ノーアウト2塁からきっちり送ったロッテは、そのまま1点をもぎ取り、それが両チーム唯一の得点…。改めて、首脳陣のあまりの無能さを痛感致しました。

ノーガードの打ち合いになることが想定される試合ならともかく、少なくとも巨人は、そうそう点を取るチャンスは訪れないことが想定される試合の初回に思ってもいない大チャンス。前日、1発にタイムリーも放って3打点の陽。とはいえ、バントでワンアウト2・3塁にできる確率と、打たせて最低でも進塁打を打ってくれる確率、どちらが高いか。

これまでも既に「確率」という言葉を何度か出してきたが、野球は、まさに「確率」のスポーツ。3割打者が超一流、裏を返せば、10回に7回失敗しても超一流。ならば、たくさん失敗する中で、首脳陣は、いかに点を取る「確率」が高いか、抑える「確率」が高いかを常に考えて采配を振るうべき。「昨日打ったから、今日も打ってくれるかも」なんていう根拠のない期待は論外。むしろ、「昨日打ったから、今日は打たない確率が高い」(は極論だが…)。

あと、ノーアウト1塁の場合と2塁の場合。状況や打者と投手などにもよると思うが、そういうのを完全に度外視して、ノーアウト1塁と2塁という状況で、1点を取りに行くためには、どちらをより確実に送るべきか。これは完全に持論になるが、ノーアウト2塁の場合と考えている。ワンアウト3塁という状況を作れば、内野ゴロや外野フライでも、すなわちヒットが出なくても点が入る可能性が広がる。一方、ワンアウト2塁では、相手のミスがない限りは、必ず1本はヒットが必要になる。基本的には、ノーアウト1塁でヒットが出る確率と、ワンアウト2塁でヒットが出る確率は同じと考えると、やはりノーアウト1塁では色々な状況を考慮して戦略を立てる。ノーアウトで2塁にランナーがいる状況では、基本的に送った方が、点が入る確率は高いと考える。

長々と書いたが、結論的には、あの場面、迷わず送らすべきだった。結果論で言っているのではなく、リアルタイムでそう考えていた。結果的に、試合の流れを決めたのは1回の攻防だったわけだし。「逆転の広島」ならともかく、巨人は、常に先制点を取ることを最優先に考えるべき。

3戦目。言うまでもなく、試合ぶち壊しのカミネロ。昨年からずっと不満だったが、球が速いだけで、投げてみないと制球は分からない、なんて投手をクローザーに置いてはいけない。防御率4点・5点台なんていう投手をクローザーに置いては絶対いけない。

緊迫した場面になればなるほど自滅する「確率」が高くなる。この試合は、そんな気がムンムンしていたけど、あまりに期待通りでした…。

DeNAの山崎投手なんかが出てくると、もう負けだな~と思ってしまうが、カミネロと言われると、返って同点・逆転できる可能性があるんじゃないかと、相手は元気になってしまう。(少なくとも自分が相手チームなら、ラッキーて思う)

何故こんな選手を、こんな大事なところで使い続けるのでしょうか。全く理解できません。

打線も相変わらず、再三再四のチャンスをつぶすいつもの巨人。ここにも、首脳陣の何の工夫もないのにフラストレーションがたまります。かわいそうに内海…。

おめでとう

ドラ1 鍬原投手、おめでとうございます。

昨日、厳しいこと書いたし、6回途中4失点(自責3)では、菅野投手だと、(何故か)絶対勝ちをつけてもらえないので、ヒーローインタビューで言ってたように、野手に感謝ですね。

しかし、大きくもない体なのに、勢いのある真っすぐで、バッタバッタ三振を取るスタイルは魅力的です。今後、もっと技術をつけて、自分の力で勝てる投手になってください。期待感は大です。

試合内容については、巨人ファンにとっては、概ね満足でした。坂本選手が、岡本選手が、そして阿部選手がそれぞれ一発にマルチ安打。観ていて気持ちよかったです。

阿部さんは、年齢の影響もあってか、ここ数年、全盛期と比べると、甘い球をミスショットしたり、見逃してしまうシーンが目立つようになってきたけど、昨日のような強烈な打球を見ると、まだまだできるなと期待しますね。ここ数試合、少しずつ状態が上がってきているようにも見えますね。

さて、いい試合内容だったといっても、やっぱり(重箱の隅をつつくような?)苦言も。昨日に限ったことじゃないけど、これだけ足の速い選手がそろっているのに、なんで機動力をもっと使わないのか。8回ノーアウト一・三塁。ヒットで出塁した阿部選手に代走重信選手。何故二盗をさせない???

なんなら初球から走らせて、ノーアウト二・三塁の場面を作ってあげればよかったのに。ツーアウトからダブルスチール失敗…。ノーアウト二・三塁を作れる確率、そして作って1点でも取れる確率の方が、かなり高かったと思います。

これまでも、確率の低い打者に送りバントをさせようとして、案の定失敗しているシーンを山ほど見てきたけど、足の速い選手なら、6割から7割は盗塁成功するんだから、下手なバントより、バンバン走らせる方が、余程チャンスが広がる可能性が高いのに、本当にそんなシーンが今年もみられない…。もったいないですね。豚に真珠。宝の持ちぐされ。

さあ、今日からロッテとの三連戦。すでに1戦目は終盤。勝てそうな展開ですね。

負けたけど

昨夜のソフトバンクとの第二戦は、負けたけど、そこまで悪い試合ではなかった(ように感じる)。

前回に続き、今村は力強い投球をしていた(ように感じた)。ただ、何が悪かったかは分からないけど、伏兵に2発(3点)は痛すぎた。審判の誤審も、結果的にかなり痛かった。ただ、判定は覆らないのだろうけど、もう少し監督は抗議するべきでは。勝つことへの姿勢や執念が感じられない。あと、摂津投手はいい投球をしたんだろうけど、最近の成績を見ている限り、本当に打てない球を投げていたのかなぁ~、という気はします。もう少し何とかしてほしかったもんです。

とはいえ、全体を通しても、こうするべきだった、というのがあまり思い浮かばなかった昨日の試合。敢えて言うなら、昨日の自分の提案通り、和田を2軍から呼んで、いきなりスタメンで使っていたらどうだっただろう。ちなみに和田は昨日も2軍戦で一発を打ったとのこと。

今日は、鍬原対石川(ソフトバンク打線)。勝てる期待は薄。過去2戦、真っすぐの威力は魅力的だったけど、突如として崩れる回がある。最少失点でしのげるならともかく、ズルズル3点4点と取られてしまうのでは、なかなか1軍では厳しそう。

本気で勝ちに行くなら、菅野を中5日でソフトバンクにぶつけて、鍬原はロッテにぶつける方がいい気がしていたが。