ナイスゲーム

巨人ファンとして、うっぷんの溜まるシーズンが続いたことで、どこかに吐き出せないかと始めたこのブログ。その初めての試合は、2017年日本一、というかここ数年圧倒的な強さを見せるソフトバンクを相手に圧勝!!

いやいや、本当にナイスゲームでした。昨年は「自動アウト」なんて言われた小林選手の走者一掃に、坂本選手のさすがの一打。苦労人カメちゃんの一発。阿部さんのヒットもさすが。4番としてしっかり役割を果たす岡本選手にも言うことありません。新戦力、田中俊太も守備に打撃に、とてもいい存在感。野手は、生え抜きの選手たちが最高でした。山口俊には、まだまだ信頼する気にはなれないけど、昨日に関してはナイスピッチング。ただ、柳田へのデッドボールはやめてほしかった。2度目のトリプルスリーへ向けて、既に怪我さえなけりゃ達成するだろうというペースで打って

走って。応援しているチームとか関係なく、頑張ってほしいし、観たいと思わせてくれる選手です。

それでも、敢えて「喝」を入れるなら…。まずは記録員でしょうか。2回の巨人の攻撃。岡本選手・阿部さんの連続「エラー」での出塁。岡本選手はともかく、阿部さんのはヒットでしょ。足が遅いから普通に投げてりゃアウトって、そりゃ失礼過ぎる。そもそも追いついた明石選手がすごいし、投げられてても微妙なタイミングやったけどなぁ。明石選手も阿部さんもかわいそう。得したのは自責のつかない武田選手だけ。納得いきませぬ。

もう一つは、その2回ノーアウト満塁での陽。ここ数年の巨人の「あと一本が…」を象徴するような情けない打席でした。甘いまっすぐ一本に絞って、「いちにのさん」で打ちにいけばいい場面。何をくよくよと考えていたんでしょうか。「大喝」です。

そして、あまり野球を詳しく知らないファンでもそろそろ気づき始めていることでしょう。昨日も、打線を「分断」していました「ソローロ」ことゲレーロ選手。今年の巨人の足を、攻守でもろに引っ張っている張本人の一人。今年の選手起用において、自分が一番気に食わない、というか、昨年オフの時点から加入に大反対だったのですが。

巨人首脳にとっては期待外れ、自分にとっては予想通りのここまでの成績。

ゲレーロを獲得するにあたって、「試合の流れを変えてくれる一発を打てる」なんて、監督や鹿取さんが言っているのを新聞で何度も読んだけど、正直、本当にちゃんと見てるのかな、と思っておりました。「ソローロ」なんてあだ名がつくほどソロ本塁打が多かったこともそうだけど、その本塁打も、ほとんど試合の流れとは関係なかった印象。今年も、大勝もしくは大敗の試合で、ポーンとソロを放っているだけで、先制や試合の流れを変える、あるいは決定づけるような本塁打は10本中何本あったでしょうか。

打率2割5分、得点圏打率に至っては2割2分で、守備でも数字に残らない散漫なプレー・ミスが目立つのに、未だに使い続けて、打率3割越えに、得点圏打率に至っては4割越えで両リーグトップの圧倒的な数字を残しているカメちゃんは、相手投手によって使ったり使わなかったり…。守備もとってもうまいのに。全く理解ができません。

多くの解説者も「ゲレーロが復活しないことには…」なんて言っていますが(昨日も前田さんが言ってましたね)、それに対しても、あなたたちは本当に専門家ですか、と思ってしまいます。なんせ、あまりにもわかりやすく、「弱点」が浮き彫りになっているので、正直、どのチームも、今や「カモ」だと思っている気がするのですが。

つまり、インハイにまっすぐとアウトローに変化球、いずれもボール球を投げときゃ、勝手にブンブン振り回して凡退してくれるわけですから。それもチャンスや重要な場面になればなるほど、力んで顕著に。本人も、自分の力を過信して、今は調子が悪いだけと信じて疑わないから、弱点を克服する気なんてさらさらないでしょう(そもそも弱点と気付いてもないんでしょう)。なので、1軍でレギュラーとして使い続けて、誰も指導しなければ、「復活」なんてあり得ません。約60試合を消化して、はっきりと数字も出ちゃっているんやから、いい加減見切って2軍で、しっかり指導すべき。それを謙虚に聞く耳を持てれば、シーズン終盤か来年以降、「復活」する可能性はありますが、今のままではまだまだ数字を落としていく一方でしょうね。

じゃあ、代わりは誰かいるのか。今、2軍で圧倒的な結果を残している若手がいるじゃないか。そう、和田恋選手。あれだけ結果を残していてなぜ1軍で使わない?

ゲレーロや中井が1軍で使われ続け、全く結果が出ていないのに。今年の巨人の戦いを考えても、将来の巨人を考えても、和田選手を使う方がはるかにメリットが大きいことは火を見るより明らかなのに。本当に理解ができません。

まあ、だから、去年も一昨年もダメだったわけで、今年もBクラス争いが関の山でしょうか。

これだけ長々と思いの丈を書くと、少しは気が晴れますね。まだまだまだまだありますが。今日はこの辺にして。

ソフトバンクとの二戦目。前回最高にピッチングをした今村選手。真っすぐが力強くなっていて、自信もついたのかな、昨年までと見違える投球・振舞だったので、今日も期待しています。そして相手投手摂津選手。沢村賞投手ではありますが、申し訳ないけど、今の摂津投手なら、普通にやれば結構点が入ると予想しますが。

初めてのブログ

大阪で生まれ、大阪で育ったにも関わらず、兄の影響で、物心がついた時には大の巨人ファン。そのまま、かれこれ30年程が経過してしまった。

野球を見始めた頃は、「ミスター完投」こと斎藤雅樹さん(現コーチ)の全盛期。

ヤクルトファンだった親も、「斎藤が投げる試合は、(勝てないので)観てもしょうがない」と言っていた。まさに頼れる大黒柱・大エース。

そして、今でも自分にとっては大ヒーローの一人、原辰徳さん。1989年の日本シリーズでの大不振(と言われた状況)からの逆転満塁ホームランに、1992年の起死回生の同点ホームランからのバット投げ。小学校低学年の頃に、少年野球で真似して、打った後にバットを投げると、当然コーチから叱られたもんだ。おそらく、自分ら世代、同じ経験のある人は多いだろう。

野球を見始めた頃に、そんな華やかな巨人に憑りつかれたものだから、大人になって、巨人に色々あっても、嫌いにはなれない。

しかし、ここ3年の巨人はあまりにひどすぎる。観ていて非常にイライラする。何がって、選手起用を含めた采配に。普通にやっていれば、あれだけの戦力、べべ争いになるはずがない。試合を見ていても、毎度毎度「ちがうだろー」と叫びたくなるシーンがあって、案の定、そこはうまくいったためしがない。俺が指揮を執った方が勝てる。そう思っているのは、自分だけではないと確信する。

というわけで、このイライラをどこかにぶつけられないだろうかと、このブログを始めたわけです。端的に言うと、愚痴りたいということ。

ただ2つ、断っておきたいことがある。

一つ目は、その采配に辟易している高橋由伸監督であるが、この人が嫌いなわけでも、この人自身を否定するわけではない。むしろ、選手自体の高橋由伸さんは本当にすごかったと思う。引退した年でも、代打の切り札として、この上ない存在感・輝きを放っていた。井端さんとともに、来年も頼むぞ、と思っていたので、本当に残念だった。

ただ、采配には、期待していた分もあってか、もっと残念な気持ちでならない。

二つ目は、いいプレー・ナイスゲームは、そのままナイスと表現したいと思う、ということ。

さあ、今日からソフトバンク・ロッテとの6連戦。ブログを始めたはいいが愚痴らないでいい試合が続くことを期待するが。