セオリーその1 ツーナッシングから外のボール球

明日からペナントレースが再開。楽しみではあるが、相手は勢いのあるヤクルト。

初戦は菅野投手が先発。4月の今季初対戦ではボコられているので、是非ともリベンジを。

さて、その菅野投手であるが、昨日、実は結構球数が多い、ってなことを書きました。

その一つの原因がタイトルにある、日本のプロ野球でのいわゆるセオリー。2球でツーナッシングに追い込んだら、3球目は外のボール球を1球投げるというもの。大リーグでは、こんなセオリー、当然ありません。日本でも、このセオリーを常に守るキャッチャーは少なくなってきているように感じるが、巨人は小林捕手も含め、代々このセオリーに忠実な気がする。解説者は、目線を外にずらすだの言っているけど、それで打ち取れる確率が増えるなんていうエビデンスは聞いたことないし、根拠もない。個人的には、完全に無駄球だと思う。しかも、多くのバッターは、その球を平然と見送っている。そして、少し落ち着きを取り戻したりしているように見えることもしばしば。なぜなら、菅野投手含め、巨人の投手のツーナッシングに追い込んでからの多いパターンは、1球外に外した後、その次はベース板の上で落とすボール球。本来はこれで空振りを狙うのだろうが、結構これも平然と見送られる。結果、ツーツーになって、ボール球が投げづらくなって、そこからファールで粘られる。それが球数が多くなる一つの要因。どうせなら、ベース板の上で落とす勝負球を3球目に持ってきた方が、心に余裕がない相手が手を出す確率は高いと思う。菅野投手の場合、勝っている場面でない限り、打率2割台前半の下位打線のバッターに対してもこのセオリーを忠実にするから球数が多くなる。さらに、バッターからしたら、簡単に追い込まれても、5球目からが勝負と思えるから、むしろ心の余裕ができている。見ていてそんな風に感じるのだが、実際のところはどうなんだろう。

そして、このセオリーに真っ向から抵抗していた(ように見えていた)のがマイコラス投手。マイコラス投手は無駄球を徹底的に嫌っていて、ツーナッシングからでもどんどん勝負に行っていたように感じる。それでも甘くいかなければ打たれることはないということを実証している。仮に、ツーナッシングから、小林捕手が外に構えても、アウトローギリギリに目いっぱい投げて、3球目での見逃し三振・空振り三振もよくとっていた記憶がある。もしかしたら、このセオリーのルーツは、そんなところなのかもしれない。すなわち、ツーナッシングから、アウトローいっぱいに投げ、仮にバッターが手が出ず、ボールと判定されても、次に内角に真っすぐを投げられると手が出ない。そういう攻め方から、いつの間にか、外に1球外すなんて言う、誤ったセオリーが出来上がったのかも。バッターにとって、最初から外のボール球が来ると分かっていて、案の定なら、目線を外にずらすなんて効果も何もないと思うが。NPBより歴史も年間の試合数もはるかに多いMLBでそんなセオリーが無いのだから、まあ、無駄なんでしょう。

野投手の球数が増える理由がもう一つ。お互いに点の入っていない序盤、慎重に行きすぎ。どの打者に対しても、常に四隅を狙っているから、ボール球が多い。ファールが多い。コントロールはやっぱりいいんでしょう、結果的に四球を出すことは少ないのだが。

頻度は少ないが、早々にチームが先制してくれた時は、大胆にテンポよくすいすいと投げている。そんな時は確かに球数も少ない。普段からそんな投球でいいのに。そうすれば、野手も動きやすくなって、援護も増えるだろうになぁ。いつもピリピリしているから、野手ものびのびプレーできていないように映っている。

さて、明日はどんな投球をしてくれるのか。